モノを手放していく中で、消耗品や日用品の所有の仕方を見直すことで、さらに身軽になれます。
今回は、消耗品や日用品といったモノをストックはしない方が良い理由を述べていきます。
そもそもストックする必要がない
まずストックをする理由は、「切らした時の代えがないと困るから」だと思います。
ではその「切らして困るモノ」はあなたが欲しいと思ってから最短どのくらいの時間で手に入るでしょうか?
近所のスーパーやドラッグストア、コンビニで手に入りませんか?
15分もあれば手に入らないでしょうか?そのモノにこだわりがあって近所で手に入らないものでも、ネットの通販で数日内、amazonのお急ぎ便であれば明日手に入ります。
Amazon Prime Nowは最短2時間です。食料もUber Eatsを使えばたくさんの選択肢があり、食べたい料理を家に届けてくれる世の中です。
現在収納サービスなどがありますが、発想を変えれば、「近所のお店の棚に自分のモノが置いてあって、必要な時に取りに行ける」と考えることができます。
なので、そもそも必要以上のモノを家にストックする必要がないはずなのです。
もちろん、これらの手を考えても一定期間以上手に入れるのに時間がかかるモノ(海外から取り寄せている、住んでいる環境)もあるかと思います。
でも消耗品や日用品全てが当てはまるわけではないはずです。自分の最低限をここでも見極めたいですね。
ストックしないメリット①:鮮度
ストックしないメリットとして、特に食料品に言えるのが賞味期限切れを起こすことがなくなります。
冷蔵庫やキッチンの棚の奥から賞味期限切れの食品や調味料が出てきて、定期的に処分をしている人は多いと思います。
これはストックした際は「いつか使うかもしれないから」と思っていたものの、その予想が外れた結果です。
人は先々の事を予想しきれません。食料は確実に食べきれる数日なり、1週間単位分のみ保管する、初めて試す調味料は小さめのものから使ってみるなど、多く見積もるより、小さく見積もりましょう。
足りなくなったら買い足せば良いだけの話です。
最低限を見極めましょう。
そうすればあなたの冷蔵庫やキッチンの中身は鮮度が高いモノばかりです。
体にも心にもそちらの方が穏やかだと思います。
また、日用品はメーカーが定期的に商品をリニューアルしています。な
くなって買い足すタイミングで新しい商品を試す事ができるという点もメリットだと思います。
ストックしないメリット②:部屋が広くなる
消耗品や日用品のストックを置くという事は、もちろんその分の家賃をあなたは支払わなければいけないということになります。
先にも述べましたが、ストックせず、「近所のお店の棚に自分のモノが置いてあって、必要な時に取りに行ける」と考えれば、そのモノの家賃をお店の人が払ってくれているとも考えられるのです。
消耗品や日用品のストックが多くなると、それを小分けに整理する棚や仕切り、袋を閉じる輪ゴムやクリップといった小物まで別途必要になっていきます。
そう、モノがさらに増えることになるのです。ストックしないとそれら整理するモノも必要なくなります。
手放したい思考、得たい余裕
そして最大のメリットと考えているのが「考え方を変えられるコト」です。
私たちが手放したい思考は「切らしてしまったら困るという不安」です。
これはモノをストックする限り持ち続ける思考になります。
この思考がある限り、モノはなかなか減らすコトは出来ないと思います。
なぜかと言うと、この思考はモノを所有する理由を考える時に浮かんでくる「いつか使うかもしれない」という思考とほぼイコールだからです。
自分の中の「ミニマリズム=最小限」を見極めようと思っても、なかなか最初からうまくはいきません。
失敗もします。
でもその失敗は「余った失敗」より、「足らなかった失敗」にした方が健全だと思うのです。
なぜなら、「足らなくても問題ない」と思える思考(余裕)を手に入れる方が精神的に楽だと思うのです。
レストランで料理を何品か注文する場面でも、結果必要以上に頼んで食べ過ぎた、食べきれなかった・・・という経験は誰しもが経験していると思います。
どうしても人は少し余分に考えてしまいがちなのです。
でも、足らないと分かってから足せば良い、足すコトが出来ると理解していれば、余らせるコトは少なくなります。食べ物で言えば腹八分目が健康的です。
「足らない失敗」の方が体にも心にも精神的にも良いと思うのです。
でも防災品は必要
それでもストックしておくべき例外があります。
それば「防災品」です。私は玄関にリュックサックが置いてあり、中には災害時に使える食料や日用品などが入っています。
災害が起これば環境(食料や日用品がすぐ手に入る)の前提が変わります。
防災品についてはミニマリストでも減らすべきではないモノだと思います。
*この記事は以前運営していたBlogを加筆・修正したものです。
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