満員電車=疲れる・時間の無駄。
でも見方を変えれば、**自分ではなかなか作れない“制限つきの贅沢空間”**になる。
この記事の内容
通勤は「制限があるからこそ集中できる時間」
在宅勤務の快適さは間違いなく魅力的です。
ただ、満員電車の通勤にもひとつ大きなメリットがあります。
それは、制限のある時間と空間だということ。
- 時間が決まっている(乗車〜下車まで)
- 場所が固定されている(逃げ場がない車内)
- できることが限られる(スマホ/イヤホン/本程度)
家やカフェのように「自由すぎる場所」では、気が散ってスマホをだらだら触ってしまうこともある。
でも通勤電車では、制限が逆に集中を生むのです。
(♯この「制限が集中を生む状態」を心理学でいうと「環境的制約による強制的フロー」や「時間境界効果」に近いです。calmspaces流にまとめるなら “制限集中ゾーン” と呼べるでしょう。)
通勤時間を「自分のルーティン」に変える
- 行きの電車:勉強・インプット(英語のリスニング、資格試験の復習、ニュースチェックなど)
- 帰りの電車:娯楽・リラックス(動画を観る、本を読む、音楽を聴く)
こうすれば、学ぶ時間と遊ぶ時間のメリハリが自然とできあがります。
さらに大きいのは、「終わりの時間が必ずある」こと。家でダラダラ続けると寝る時間を削ってしまうけれど、通勤なら電車を降りたら強制終了。その後は「帰ったら休むだけ」と決めれば、余計な消耗も減らせます。
健康面のメリットもある
通勤は単なる移動ではなく、日常に自然に組み込まれた運動でもあります。
- 乗り換えで歩く
- 駅の階段を使う
- 一駅手前で降りて歩く
わざわざウォーキングやランニングの準備をしなくても、生活の延長線上で運動が積み重なる。これも見逃せないメリットです。
通勤を「自己投資タイム」に変えるTips
- 事前準備で迷わない
- 聴く教材や読む本を前日にセット。
- 「今日はこれだけ」と決めておく。 - 行きと帰りでモードを切り替える
- 行き=学び、帰り=休む、とルール化。 - 小さな達成感で区切る
- 英単語10個だけ/記事1本だけ。
- 降りるときに「今日も1歩進んだ」と確認。 - 歩きを“積立運動”にする
- 一駅前で降りるのを週2回。
- エスカレーターを階段に変える。
まとめ——通勤は「不便な贅沢」
- 満員電車はたしかに疲れる。でも、
- **制限があるからこそ集中できる“制限集中ゾーン”**になる。
- 行きは勉強、帰りは娯楽と分けることで、強制終了つきのメリハリ時間になる。
- 歩きや階段移動が自然な運動習慣になる。
通勤は、見方次第で「不便な贅沢」。
無駄に思えた時間が、毎日の自己投資タイムに変わるかもしれません。